2013年09月23日

スーパーヒーロー大戦Z

〈2013年映画感想19本目〉


スーパーヒーロー大戦Z
2013年 日本 92分
監督:金田治
脚本:米村正二
配給:東映
出演:石垣佑麿,池田純矢,小宮有紗,白石隼也,竜星涼,三浦力,森田涼花,大場健二,本田博太郎,水樹奈々(声)

 「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事」と銘打たれた特撮系ヒーローのクロスオーバー作品です。現在放映中の『仮面ライダーウィザード』と『獣電戦隊キョウリュウジャー』に加えて『宇宙刑事ギャバン』が中心となりますが,物語としては『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイシルバーこと伊狩鎧と『特命戦隊ゴーバスターズ』のイエローバスターこと宇佐見ヨーコのふたりの活躍が目立っていたように思いました。特撮オタという設定上,鎧はこの種の作品では説明役として使いやすいのでしょうね。『宇宙刑事ギャバン』のシェリーと『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンイエロー花織ことはの二役を演じる森田涼花は役得ですね。また,上述の作品に留まらず,『劇場版仮面ライダーフォーゼ』で再設定された宇宙鉄人キョーダインとイナズマンも登場するお祭り映画となっています。個人的にはスカイダインの声がきちんと木下あゆ美というのが嬉しかった。物語は宇宙犯罪組織マドーが追うサイコロンを巡る戦いが描かれます。因みに宇宙犯罪組織マドーは『宇宙刑事シャリバン』の敵であります。いつもながらに物語としては適当そのもの。もうちょっと構成を再考した方がいいように思います。何よりも先代宇宙刑事ギャバンこと一条寺烈が長官を務める銀河連邦警察があまりにもダメ過ぎるのが悲しい。格好良さが微塵も感じられません。多くのヒーローが入り乱れての最終決戦は燃えるのですが,混雑しすぎていて各ヒーローの戦いを堪能できないのはいつものことであります。このあたりは構造的な欠陥であると言えます。とは言え,海賊戦隊ゴーカイジャーが機動刑事ジバンらメタルヒーローに変身するのは予想外に嬉しい演出ではありましたけれど。不満を織り込み済みでの鑑賞なのではありますが,やはり銀河連邦警察の扱いの悪さが気になります。次回作ではキカイダーの登場が示唆されているようですが,銀河連邦警察の復権も期待したいと思います。特撮系お祭り映画としては普通に楽しめる作品であります。
posted by 森山 樹 at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)