2013年12月07日

ウルヴァリン:SAMURAI

〈2013年映画感想43本目〉


ウルヴァリン:SAMURAI
THE WOLVERINE
2013年 アメリカ/オーストラリア 126分
監督:ジェームズ・マンゴールド
配給:20世紀フォックス
出演:ヒュー・ジャックマン,TAO,福島リラ,真田広之,スヴェトラーナ・コドチェンコワ,ブライアン・ティー,ハル・ヤマノウチ,ウィル・ユン・リー,ファムケ・ヤンセン,イアン・マッケラン,パトリック・スチュワート

 マーベル・コミックを原作とした〈X-MEN〉シリーズの第6作目であり,その中の登場人物ウルヴァリンを主人公に据えた第2作目の映画でもあります。但し,『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の直系の続篇ではないというのが複雑。まあ,それ程気にすることはないのですけれども。日本を舞台にしたウルヴァリンの活躍が描かれます。何処か勘違いをした日本の情景が実に素敵。確信犯として演出しているのかは議論が分かれるところでありましょう。Dr.グリーンによって不老不死の力を奪われたていたとはいえ,走行する新幹線上でウルヴァリンを苦戦させるヤクザの下っ端の健闘が印象深いです。また,東京近郊に長崎があり,或いは雪で閉ざされた悪の巣窟があるという地理関係にも違和感がありますが,このあたりは些細なことと眼をつぶる必要があるでしょう。真田広之が演じるシンゲン・ヤシダの存在感も素晴らしい。今回のヒロインであるマリコ・ヤシダ役のTAOとユキオ役の福島リラも目立っていました。ウルヴァリンとマリコが恋に陥るあたりの展開は書き込み不足な気がしますけれどね。攫われたマリコを救う為にヴァイパーの正体を現したDr.グリーンや強化装甲を着込んだシルバーサムライとウルヴァリンとの激闘は素直に楽しかったです。物語の整合性はともかくとして,外連味に溢れた頓知気な展開は爽快感さえ感じます。とは言え,個人的には『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の続篇としての方向性で進めて欲しかったなあ。単発の作品ということであれば,全く問題なく楽しめてはいるのですけれどね。最後にマグニートーとプロフェッサーXが登場するお約束も含めて十分に満足できる作品でありました。
posted by 森山 樹 at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)