2014年03月09日

大脱出

〈2014年映画感想5本目〉
大脱出
ESCAPE PLAN
2013年 アメリカ 115分
監督:ミカエル・ハフストローム
配給:サミット・エンターテインメント/ライオンズゲート,ギャガ
出演:シルヴェスター・スタローン,アーノルド・シュワルツェネッガー,ジェームズ・カヴィーゼル,エイミー・ライアン,ヴィニー・ジョーンズ,サム・ニール,カーティス・”50セント”・ジャクソン

 シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの二大肉体派俳優が主演するアクション・スリラー映画です。その題名通りに絶対に脱獄不可能とされる巨大な監獄からの脱出作戦が物語の中心になります。シルヴェスター・スタローンの演じるレイ・ブレスリンが脱獄の専門家という設定上,当初は至極策略をもって臨まれていた脱出計画が結局は力押しになっていくのは主演のふたりを考えれば仕方がないことでありましょう。観賞する方としてもそこを期待しているわけですしね。アーノルド・シュワルツェネッガーが演じるロットマイヤーとシルヴェスター・スタローンが演じるレイ・ブレスリンが敵か味方か判然としないという関係も面白かったです。絶対に脱出出来ないとされる巨大監獄の秘密は容易に想像出来るのですが,それを予告篇や公式サイトで惜しげもなくネタばれしているのはやや興醒め。ネタばれされたからと言って面白さが殺がれる意味合いのものでもないのですが,その真実が明らかにされた時の驚きは失われてしまいますよね。割と荒唐無稽な設定ではありますが,娯楽映画としてはこの外連味は諸手を挙げて歓迎したいところです。また,この巨大監獄の監獄長ホッブスを演じるジェームズ・カヴィーゼルがなかなか魅力的。嗜虐的な憎たらしさがたまりません。その末路も全く同情出来ない感じが素晴らしい。如何にもスタローンとシュワルツェネッガーが主演をするに相応しい勧善懲悪性を見せつけてくれます。個人的には特に後半の脱獄計画に偶然の要素が多すぎて,あまりにも御都合主義を感じてしまうのがやや難点ではありましたが,総じて爽快感を大いに得られる楽しい映画であったように思います。このふたりの主演という期待に存分に応えてくれる作品でありました。素直に楽しかったです。
posted by 森山 樹 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)