2014年05月25日

リディック:ギャラクシーバトル

〈2014年映画感想15本目〉
リディック:ギャラクシーバトル
RIDDICK
2013年 アメリカ 119分
監督:デヴィッド・トゥーヒー
配給:プレシディオ
出演:ヴァン・ディーゼル,カール・アーバン,ジョルディ・モリャ,マット・ネイブル,ケイティー・サッコフ,デイヴ・バウティスタ,ボキーム・ウッドバイン,ノーラン・ジェラード・ファンク

 銀河最凶の悪漢リディックの活躍を描くSFアクション映画です。過去作にあたる『ピッチブラック』及び『リディック』はどちらも未見。その為,設定が分かりづらい部分がありました。物語としても過去作との繋がりは結構重要な要素に思われます。可能な限り,過去作に触れることが望ましいように感じました。とは言え,内容はヴァン・ディーゼルが演じるリディックの戦いを楽しむだけの単純なもの。部下の裏切りにより荒涼とした惑星に置き去りにされたリディックのサバイバルと戦いだけを楽しむ映画でありましょう。如何にも,ヴァン・ディーゼルが主演をするに相応しい作品であります。この手の映画が好きならば,それなりに楽しめる筈。個人的には舞台となる惑星の生態系が非常に興味深かった。ありがちではあるけれど,序盤の伏線を結末に上手く活かしたなという印象があります。リディックを狙う賞金稼ぎサンタナ役のジョルディ・モリャの非道ぶりも素敵。如何にも小物といった雰囲気がたまりません。その残虐な死は因果応報というべきなのでありましょう。一方でリディックと関わって命を落とした息子の復讐に燃えるボス・ジョンズ役はマット・ネイブル。徐々に育まれていくリディックとの奇妙な友情が熱いです。そのボス・ジョンズに従う美女ダールを演じるケイティー・サッコフも魅力的。戦う女性としての美しさが素敵であります。物語としては説明不足な印象があり,結末も何処か釈然としないものを感じてしまいます。結局,裏切った部下に対する復讐には至らず,惑星を脱出するだけで終わってしまいましたからね。このあたりは次回作に持ち越しということなのでしょうか。ヴァン・ディーゼルの過激な戦いを楽しむには申し分のない作品だと思います。過去作を見ることで関連性は理解したいと思います。
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2014年05月11日

ホビット 竜に奪われた王国

〈2014年映画感想14本目〉
ビット 竜に奪われた王国
THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG
2013年 ニュージーランド/イギリス/アメリカ 161分
監督:ピーター・ジャクソン
配給:ワーナー・ブラザーズ
出演:マーティン・フリーマン,イアン・マッケラン,リチャード・アーミティッジ,ベネディクト・カンバーバッチ,オーランド・ブルーム,エヴァンジェリン・リリィ,ルーク・エヴァンズ,リー・ペイス,エイダン・ターナー

 『ホビット 思いがけない冒険』から続く〈ホビット〉第2作目。邪竜スマウグによって奪われたドワーフの王国エレボールを取り戻す為に冒険を続けるビルボ・バギンズとガンダルフ,それにドワーフ一行の物語が描かれます。原作では出番のなかったレゴラスに派手な出番が用意されている他,原作では未登場のタウリエルが設定されるなど妙にエルフが優遇されているのが気になりますが,それ以外は概ね原作に沿った内容で非常に楽しい。特に最終盤にエレボールに潜入した後の邪竜スマウグとの対峙には思わず息を飲んでしまいます。スマウグは邪竜というに相応しい,その圧倒的な強さが魅力的。トーリンの策にはまりはするものの,その身を黄金でまとった姿は邪悪な神々しさを印象付けてくれます。とは言え,スマウグとの決着は次回に持ち越しというのが中途半端な感がして残念。第3作目でこの不満を一掃するような演出を見せて欲しいものです。物語は相変わらずビルボとドワーフ一行の道中が実に楽しい。特に今作ではエイダン・ターナーが演じるキーリが妙に目立っていました。まさか,エルフのタウリエルとの間で淡い浪漫が用意されているとは思わなかった。そのタウリエルはレゴラスに想いを寄せる闇の森の守護隊長。如何にもエルフらしい美しさと凛々しさが映えます。レゴラスとともに弓と剣を駆使してオークと戦う姿は反則的に格好いい。特に零射程からの弓による攻撃がたまりません。また,湖の町エスガロス潜入を手助けした弓の達人バルドを演じるルーク・エヴァンズも素敵。此方は第3作目で人間側の重要な存在として大いに活躍を見せてくれる筈です。第2作ということでの中弛みは全く感じない素敵な映画でありました。何よりも,物語の舞台として描かれる中つ国の雰囲気がたまらなく好き。久しぶりに原作を読み返したくなります。第3作はスマウグとの戦いを経て,ビルボが入手したアーケン石を巡る五軍の戦いが描かれる筈。『指輪物語』へと至るホビットとドワーフの冒険の帰結を心待ちにしたいと思います。レゴラスとタウリエルの出番の多さにも或る意味で注目かなあ。
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2014年05月10日

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

〈2014年映画感想13本目〉
キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
KICK-ASS2
2013年 アメリカ 103分
監督:ジェフ・ワドロウ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン,クロエ・グレース・モレッツ,クリストファー・ミンツ=プラッセ,ジム・キャリー,ドナルド・フェイソン,リンディ・ブース,オルガ・カーカリナ,クラーク・デューク,モリス・チェストナット

 スーパーヒーロー映画『キック・アス』の続篇です。舞台は前回から3年の後。キック・アスとヒット・ガールの再びの戦いが描かれます。対峙するはレッド・ミスト改めマザー・ファッカー率いる悪党集団。このマザー・ファッカーのぼんくらぶりが非常に楽しい。悪趣味な笑いの中に凄惨な描写が入る作風は変わっていません。やや大作趣味に傾倒した印象は否めないものの個人的には十分に楽しめる作品でありました。ヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツの可愛らしさは健在。但し,成長した感は否めません。前作での年端の行かぬ少女の大暴れという爽快感は多少減退しております。虐めっ子に対する苛烈な報復は流石というべきでしょうか。主役のキック・アスも前作と変わらぬぼんくらぶりを遺憾なく発揮しています。このキック・アスとマザー・ファッカーのぼんくら対決が妙に凄惨な方向へと進むのはやや違和感があります。これも芸風と言ってしまえば,それまでなのでしょうけれども。しかし,正義のヒーロー集団ジャスティス・フォーエバーを率いるストライプス大佐の死はともかくとして,キック・アスことデイヴの父を拷問死させるのはやりすぎな気がしてなりません。このお陰で後味が悪くなってしまっています。単純に大笑い出来て,爽快な気分になれる作品であったらよかったのになあと思わざるを得ません。ただ,物語として面白かったのも事実。キック・アス側もマザー・ファッカー側もとにかくぼんくらな人物ばかりで楽しい。デイヴの友達のマーティとトッドまでもスーパーヒーローになるとは思ってもみなかったしね。前作で彼女になった筈のケイティにはあっさり振られてしまっていたけれども。何はともあれ,期待とは違ってはいましたが,存分に楽しい作品でありました。一番の見どころであるクロエ・グレース・モレッツの魅力が大いに発揮されているのが嬉しい。次回作があるならば,如何なる方向に進むのか注目したいものであります。マザー・ファッカーは延々と宿敵として登場し続けるのかなあ。
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2014年05月07日

ザ・イースト

〈2014年映画感想12本目〉
ザ・イースト
THE EAST
2013年 アメリカ 116分
監督:ザル・バトマングリッジ
配給:20世紀FOX
出演:ブリット・マーリング,アレキサンダー・スカルスガルド,エレン・ペイジ,パトリシア・クラークソン,トビー・ケベル,シャイロー・フェルナンデス,オルディス・ホッジ,ジェイソン・リッター

 環境テロリスト集団に潜入した女性捜査官の葛藤を描く社会派サスペンス映画。題名となっている“ザ・イースト”とはその環境テロリスト集団の名前を指します。ザ・イーストの環境を守る為には犯罪を辞さないという行為は自分の理解の範疇を越えているのが辛い。カルト宗教的な側面も徐々に有し始めていく姿は寧ろ或る種のホラー映画にも感じました。最初は正しい目的を持った集団が狂気を帯びていき,引き返せないところまで行ってしまうというのが怖い。そんなザ・イーストの指導者ベンジーに共感を覚えていく元FBI捜査官ジェーンの葛藤が物語の中心となります。潜入捜査ものということで正体が何時ばれるかという緊張感が終始漂っているのは素敵。興味深いのはジェーンが所属する調査会社,その調査会社に調査を依頼する大企業,そして潜入調査の対象となるザ・イーストの三者全てに倫理的な非があるということ。それぞれへの強烈な不信感が物語を単純な勧善懲悪ものからは一線を画す作品へと導きます。ザ・イーストそのものへ共感することは到底無理なのですが,残る二者の胡散臭さも大概なのですよね。これがアメリカ社会の実情の一端ということなのでありましょうか。最終的には諜報活動の民間化とそれに伴う情報拡散にまで主題の提示が広がるというのも面白い。社会問題に怒りを込めて提起するという試みは大変楽しいものがありました。残念だったのはジェーンとベンジーの恋愛劇が無意味に挿入されているということ。この件は不要だったように思います。何はともあれ,普段は鑑賞しない種の作品ということで楽しませて頂きました。今後は鑑賞の幅を広げる意味でも徐々に触れて行きたいと思います。
posted by 森山 樹 at 06:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)

2014年05月06日

エージェント・ライアン

〈2014年映画感想11本目〉
エージェント・ライアン
JACK RYAN: SHADOW RECRUIT
2014年 アメリカ 105分
監督:ケネス・ブラナー
配給:パラマウント映画
出演:クリス・パイン,キーラ・ナイトレイ,ケビン・コスナー,ケネス・ブラナー,コルム・フィオール,デヴィッド・ペイマー,ミハイル・バシリニコフ

 トム・クランシー原作による人気映画シリーズのリブート作品です。と言っても,原作も前シリーズにも一切触れていないので今作が初めての〈ジャック・ライアン〉シリーズということになります。分析官から諜報員にジャック・ライアンがなるまでが描かれる,謂わば,導入篇的な作品といってよいでしょう。ジャック・ライアンを演じるのはクリス・パイン。表向きは投資銀行の法務監査を請け負いながら,影ではCIAの分析官を務めるという設定の為,どちらかというとアクションよりも知性派の諜報員と行った趣が強いです。飛行機内で矢継ぎ早に指示を出す場面は格好よかった。とは言え,そこはアメリカの諜報員。悪役との派手なアクションも見せてくれます。そのジャック・ライアンの恋人キャシー役はキーラ・ナイトレイ。久しぶりに見たような気はしますが,その美貌は健在。相変わらず細いよね。結果的には公私に渡ってジャックを支える存在となります。このあたりは如何にも映画的ではありますが悪くはない。ジャックを導く上司役はケビン・コスナー。年を重ねて渋い俳優になった気がします。昔はそれ程好きではなかったのだけど,今は素直に格好いいなあと思います。物語としては王道を行くもの。可もなく不可もなくといった塩梅です。それが故に安心して見ていられるのも事実。実際的には次回作以降の出来が勝負といったところでありましょう。この種のスパイ・アクション映画好きならば,それなりに楽しめる作品かとは思います。あまり期待し過ぎると裏切られることにもなりかねませんが。
posted by 森山 樹 at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)

2014年05月04日

2014年5月映画観賞予定

2014年5月の映画鑑賞予定は下記のとおり。
『アメイジング・スパイダーマン2』(公開中)
『テルマエ・ロマエII』(公開中)
『プリズナーズ』(ミッドランドスクエア05.03公開)
『曹操暗殺 三国志外伝』(センチュリー05.03公開)
『神聖ローマ,運命の日』(伏見ミリオン座05.10公開)
『機動戦士ガンダムUC episode7』(ミッドランドスクエア05.17公開)
『キカイダーREBOOT』(109シネマ05.24公開)
『ラスト・ベガス』(伏見ミリオン座05.24公開)
『X-MEN:フューチャー&パスト』(05.30公開)
『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第2章』(ミッドランドスクエア05.31公開)

『アメイジング・スパイダーマン2』は鑑賞済み。
エレクトロ,グリーン・ゴブリン,ライノと3人のヴィランの登場が楽しい。
まあ,実質的にはエレクトロが中心となってしまっていますけれど。
物語としてはかなり衝撃的な結末ではあります。
第4作目までの制作が発表されているので楽しみ。
最後に出てきた異能者が次回作でスパイダーマンに立ちはだかるのでありましょう。
絶対に観賞するのは『X-MEN:フューチャー&パスト』かな。
『機動戦士ガンダムUC episode7』も最終話だけに期待は大きい。
久しぶりに此処まではまった〈機動戦士ガンダム〉であります。
バナージとオードリーには幸せになって欲しいよね。
『曹操暗殺』と『神聖ローマ,運命の日』は歴史好きとしては鑑賞したい。
特に『神聖ローマ,運命の日』はウィーン包囲が題材であります。
『テルマエ・ロマエII』もなるべく早めに鑑賞したいかな。
『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第2章』も楽しみ。
大物映画には欠けますが,楽しみな作品はそれなりの一か月です。
問題は名古屋まで行かないと見られない映画が多いということですね。
効率よく鑑賞できるように予定を組まないといけません。
posted by 森山 樹 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞予定

2014年05月02日

2014年4月映画観賞記録

2014年4月に鑑賞した映画は以下のとおり。
・THE NEXT GENERATION PATOLABOR 第1章
・ワールズ・エンド
・シャドウハンター
・キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

2014年4月は4本。
忙しかったこともあり,ちょっと停滞気味。
あまり興味をひかれる映画が少なかったというのも事実であります。
実写版〈機動警察パトレイバー〉は期待以上の出来。
あの世界観を再現しております。
初期OAVやTVアニメ版好きなら楽しめる筈。
実際に起動するイングラムが非常に格好良かったです。
今後も視聴はほぼ確定かな。
『ワールズ・エンド』はサイモン・ペグとニック・フロスト主演の映画。
割と酷い内容だけど個人的には大好き。
予想外の方向へと物語が進むのが楽しくてなりません。
ビールを飲みたくなる作品でありました。
『シャドウハンター』は如何にもなファンタジィ系アクション映画。
それなりに面白くはあったのだけど,それ以上ではなく。
独自性を見いだせなかったのは残念かなあ。
ロマンス系映画としての観点からはよく分かりません。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は非常に楽しかった。
〈アベンジャーズ〉系の映画の中では一番好きかも知れません。
ウィンター・ソルジャーやファルコンがとても格好良くて満足。
スカーレット・ヨハンソンの美貌も相変わらず好みであります。
逆にキャプテン・アメリカ自身は超人めいた強さは感じないのですよね。
強靭さと誠実さの人という印象であります。
此処から繋がる『アベンジャーズ2』にも大いに期待したいところ。
新たに登場するであろうヴィランたちの顔見せもいつも通りにありました。
posted by 森山 樹 at 06:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞記録