2014年05月10日

キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

〈2014年映画感想13本目〉
キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
KICK-ASS2
2013年 アメリカ 103分
監督:ジェフ・ワドロウ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン,クロエ・グレース・モレッツ,クリストファー・ミンツ=プラッセ,ジム・キャリー,ドナルド・フェイソン,リンディ・ブース,オルガ・カーカリナ,クラーク・デューク,モリス・チェストナット

 スーパーヒーロー映画『キック・アス』の続篇です。舞台は前回から3年の後。キック・アスとヒット・ガールの再びの戦いが描かれます。対峙するはレッド・ミスト改めマザー・ファッカー率いる悪党集団。このマザー・ファッカーのぼんくらぶりが非常に楽しい。悪趣味な笑いの中に凄惨な描写が入る作風は変わっていません。やや大作趣味に傾倒した印象は否めないものの個人的には十分に楽しめる作品でありました。ヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツの可愛らしさは健在。但し,成長した感は否めません。前作での年端の行かぬ少女の大暴れという爽快感は多少減退しております。虐めっ子に対する苛烈な報復は流石というべきでしょうか。主役のキック・アスも前作と変わらぬぼんくらぶりを遺憾なく発揮しています。このキック・アスとマザー・ファッカーのぼんくら対決が妙に凄惨な方向へと進むのはやや違和感があります。これも芸風と言ってしまえば,それまでなのでしょうけれども。しかし,正義のヒーロー集団ジャスティス・フォーエバーを率いるストライプス大佐の死はともかくとして,キック・アスことデイヴの父を拷問死させるのはやりすぎな気がしてなりません。このお陰で後味が悪くなってしまっています。単純に大笑い出来て,爽快な気分になれる作品であったらよかったのになあと思わざるを得ません。ただ,物語として面白かったのも事実。キック・アス側もマザー・ファッカー側もとにかくぼんくらな人物ばかりで楽しい。デイヴの友達のマーティとトッドまでもスーパーヒーローになるとは思ってもみなかったしね。前作で彼女になった筈のケイティにはあっさり振られてしまっていたけれども。何はともあれ,期待とは違ってはいましたが,存分に楽しい作品でありました。一番の見どころであるクロエ・グレース・モレッツの魅力が大いに発揮されているのが嬉しい。次回作があるならば,如何なる方向に進むのか注目したいものであります。マザー・ファッカーは延々と宿敵として登場し続けるのかなあ。
posted by 森山 樹 at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)