2014年06月30日

マチェーテ・キルズ

〈2014年映画感想18本目〉
マチェーテ・キルズ
MACHETE KILLS
2013年 アメリカ 108分
監督:ロバート・ロドリゲス
配給:オープン・ロード・フィルムズ/ファインフィルムズ
出演:ダニー・トレホ,メル・ギブソン,デミアン・ビチル,アンバー・ハード,ミシェル・ロドリゲス,ソフィア・ベルガラ,カルロス・エステベス,ウォルトン・ゴギンズ,ジェシカ・アルバ,レディ・ガガ

 『マチェーテ』の続篇。前作同様にダニー・トレホが演じるマチェーテが悪人どもを殺しまくるだけの作品であります。それで十分面白いというのが或る意味で非常に悪質。とは言え,前作の方がはるかに面白かったのも事実ではあります。一応,前作は不法移民問題という社会性も有していたのですけれどね。主題性の希薄さが物語を薄いものにしています。尤も,それはそれであってもなくてもどうでもいいようなものだけれども。前作からの直系の続篇ということでマチェーテの恋人としてジェシカ・アルバが演じるサルタナ・リベラは登場しますが,冒頭で惜しげもなく殺害されるあたりがこの作品らしいと言えば如何にもらしい感じ。というわけで,結局のところはマチェーテの相方及び相棒としてはミシェル・ロドリゲスが演じるルースが務めることになります。ミシェル・ロドリゲスの肉食系美女ぶりは相変わらず魅力的。やっぱり,この姉さんの格好良さは異常であります。そのマチェーテと対峙する相手はメル・ギブソンが演じる武器商人ルター・ヴォズ。他にもチャーリー・シーンやアントニオ・バンデラスらも登場し,何気に豪華な配役となっています。前作で強烈な印象を残したリンジー・ローハンの再演がなかったのは残念だったけれど。変装の達人エル・カメレオンは結構お気に入り。変装後をレディ・ガガやアントニオ・バンデラスが演じるというのも楽しい。物語をとやかく言う類の作品ではありません。マチェーテ役のダニー・トレホの凶悪な存在感を楽しむだけの作品と言い切っていいのでありましょう。個人的にはそれで十分に満足です。なお,ロバート・ロドリゲス作品らしく,嘘予告篇は今回も健在。但し,冒頭の嘘予告が物語の最終盤に繋がっていくのは抱腹絶倒もの。多分,本気で続篇を作るつもりなのでしょうね。宇宙を舞台としたマチェーテの活躍を大いに期待したいものであります。多分,酷い内容なのだろうけれども。
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2014年06月15日

絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-白ノ章

〈2014年映画感想17本目〉
絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-白ノ章
2014年 日本 72分
監督:金田龍
配給:東北新社
出演:藤田玲,武子直輝,梨里杏,セイン・カミュ,野本かりあ,ガダルカナル・タカ,尚玄,粟島瑞丸,世良優樹,大貫真代,高野八誠

 〈牙狼〉シリーズのスピンオフ作品。絶狼を主人公に据えた全6話の新シリーズの最初の三話分の劇場公開という特殊な上映形式を採用しています。道理で妙に物語に細切れ感があると思いました。白いスーツを纏った紳士然としたホラー・リングとの死闘が描かれます。「人間とホラーの共存」を掲げるリングの姿はこれまでのホラーとはかなり異なった印象を受けますが,そのやり方というのはやはりホラーらしく非道なもの。様々な事情から表の世界で生きられなくなった人間を集めてコミュニティを形成し,その中からホラーへの生贄を差し出させるという或る種のディストピアの運営を行うというのが素敵。今回の作品において絶狼とともに戦うユナとの因縁も興味深いものがあります。また,そのユナ自身にも騎士にはなれない女性でありながら魔戒剣を扱えるという謎が存在します。ユナを支える魔戒法師カインもなかなか魅力的。尤も,リング役のセイン・カミュの慇懃で不気味な雰囲気が最高に素晴らしいです。絶狼こと涼邑零を圧倒する実力も然ることながら,行方不明になったユナの母イユとの不思議な関係性も謎めいています。今作は前半部分ということで実際のリングとの戦いは前哨戦に終わりましたが,少なくとも現段階では魔戒騎士たちに勝ち目がなさそうなのも事実。此処から如何に巻き返すかが楽しみであります。やっぱり,この〈牙狼〉シリーズは都市を舞台にする方が好みですね。なお,零たちの本拠地となるBARルーポの主人バクラを演じるガダルカナル・タカの渋い雰囲気が印象的でありました。後篇となる『絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-黒ノ章』で如何に物語がまとまるのか期待しています。
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2014年06月14日

アナと雪の女王

〈2014年映画感想16本目〉
アナと雪の女王
FROZEN
2013年 アメリカ 102分
監督:クリス・バック,ジェニファー・リー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ
声の出演:クリスティン・ベル,イディナ・メンゼル,ジョナサン・グロフ,ジョシュ・ギャッド,サンティノ・フォンタナ,アラン・テュディック,キーラン・ハインズ

 ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『雪の女王』を原案とした3Dアニメーション映画。とは言っても,『雪の女王』はあくまでも原案作品であって物語は全くの別物となっています。一応,脇役に『雪の女王』を彷彿とさせる名前が使われてはいますけれど。『雪の女王』は大好きな物語なので,此方の素直な映画化作品であっても良かったなあと思います。本作の主人公はエルサとアナの姉妹。より中心として描かれるのは妹のアナのほうかな。エルサは強大な魔力の持ち主であり,その魔力の暴走が王国を凍てつかせることになります。そのエルサが王国を捨て,ひとりで北の山に氷の宮殿を顕現させる場面は圧巻。雪と氷の視覚効果が素晴らしいものがありました。此処で流れる主題歌「Let It Go」の美しさも特筆もの。ミュージカル要素を多分に含んだ作品ですが,その試みは上手く作用しているように感じました。物語としては割と陳腐と言えば陳腐。真実の愛がすぐ傍にあるというのは王道でありましょう。アナとともにエルサを救うべく奔走するクリストフは過去の出来事が物語に大きく絡まなかったことはちょっと意外だったけれど。また,王位を得る為にアナに偽りの愛を囁くハンス王子の扱いの悪さも気になるところ。物語の都合に合わせて,場面場面でまるっきり性格が違うように感じるのですよね。明確に悪役とされてしまうのが気の毒に思えてなりません。クリストフの相棒のトナカイであるスヴェンや意思を持った雪だるまオラフ,それにトロールたちの魅力は素敵。特にオラフの活躍が大いに目立っていました。最後は勧善懲悪的に幸せな結末を迎えるのも個人的には嬉しいところ。やはり娯楽映画は斯くあるべきだと思います。普段はディズニーのアニメ映画に関心を持たない自分もこの作品は素直に楽しむことが出来ました。過不足なく娯楽映画として高い水準でまとまった作品だと思います。此処まで爆発的に当たるとは思ってもいなかったけれどね。「Let It Go」が果たした役割も大きいことでありましょう。十分に満足しました。
posted by 森山 樹 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)

2014年06月06日

2014年6月映画観賞予定

2014年6月の映画鑑賞予定は下記のとおり。
『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第2章』(ミッドランドスクエア公開中)
『グランド・ブダペスト・ホテル』(06.06公開)
『ポンペイ』(06.07公開)
『ニード・フォー・スピード』(06.07公開)
『PERSONA3 The Movie #2』(109名古屋 06.07公開)
『ハミング・バード』(109名古屋 06.07公開)
『トカレフ』(109名古屋 06.07公開)
『ノア 約束の船』(06.13公開)
『300 帝国の進撃』(06.20公開)
『超高速! 参勤交代』(06.21公開)
『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』(06.21公開)
『ラスト・ミッション』(TOHOシネマ 06.21公開)
『her/世界でひとつの彼女』(伏見ミリオン座 06.28公開)
『トランセンデンス』(06.28公開)

『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第2章』は観賞済み。
鑑賞したい映画がやたらと多い一か月です。
見逃す作品も相当数ありそうなので,きちんと計画を立てねばなりません。
『ポンペイ』,『ノア 約束の船』,『300 帝国の進撃』は最優先。
特に『300 帝国の進撃』だけは見逃すわけには絶対に行きません。
あの圧倒的な肉体美が楽しめるのが待ち遠しい。
『グランド・ブダペスト・ホテル』と『her/世界でひとつの彼女』も気になるところ。
『her/世界でひとつだけの彼女』はスカーレット・ヨハンソンがヒロインだしね。
邦画は然して興味はないのですが,『超高速! 参勤交代』は面白そう。
『トランセンデンス』も興味深いけれど,来月送りの公算が大きいかなあ。
勿論,『聖闘士星矢 LEGEND OF SANCTUARY』も楽しみであります。
『PERSONA3 The Movie #2』も早めに見に行かないとなあ。
他の作品は余力があれば,といったところでしょうか。
6月は他の趣味も予定がかなり入っているので忙しくなりそう。
なるべく多くの映画を観賞できるように計画の立案をしたいと思います。
月間で10本以上の映画を観賞する可能性も大だなあ。
posted by 森山 樹 at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞予定

2014年06月03日

2014年5月映画観賞記録

2014年5月に鑑賞した映画は以下のとおり。
・アメイジング・スパイダーマン2
・テルマエ・ロマエII
・神聖ローマ,運命の日
・曹操暗殺
・機動戦士ガンダムUC episode7
・ラスト・ベガス
・キカイダーREBOOT
・X-MEN:フューチャー&パスト

2014年5月は8本。
4月の反動か,見たい映画はそれなりに鑑賞出来た充実の一か月でありました。
何といっても,『機動戦士ガンダムUC episode7』が一番かなあ。
宇宙世紀のひとつの区切りに相応しい作品であったように思います。
それなりに幸福な結末を迎えたのも好みでありました。
続いて公開が予定されている〈機動戦士ガンダムTHE ORIGIN〉も楽しみです。
次いで『ラスト・ベガス』の楽しさと切なさもたまらない。
ハリウッドを代表する名優4人の共演が実に豪華でありました。
特にマイケル・ダグラスの格好よさは秀逸。
あんな素敵な老人になりたいものであります。
『アメイジング・スパイダーマン2』と『X-MEN:フューチャー&パスト』も期待以上。
『アメイジング・スパイダーマン2』はもうちょっとヴィランが目立てば良かったけれどね。
ライノとグリーン・ゴブリンは活躍したというには程遠いからなあ。
殆どエレクトロの対決が全てでありました。
まあ,グリーン・ゴブリンとの対決は次回作以降での主題となるのでしょうけれども。
『X-MEN:フューチャー&パスト』は時間改変もの。
やはりプロフェッサーXとマグニートとの共闘は燃えるものがあります。
主人公は完全にウルヴァリンだったけれどね。
書きかえられた歴史は次回作以降に反映されることになるのかしら。
ウルヴァリンのアダマンチウムの爪の扱いがちょっと注目であります。
『テルマエ・ロマエII』も前作の路線を素直に踏襲していて面白かった。
この作品に登場する上戸彩はいつになく魅力を感じるのですよね。
『神聖ローマ,運命の日』と『曹操暗殺』はちょっと微妙な感じ。
尤も『神聖ローマ,運命の日』は西洋史好きとしてはそれなりに楽しめました。
ポーランド王ヤン3世が登場する作品なんてなかなか拝めないですからね。
『キカイダーREBOOT』はこんなものかなあ。
面白くなかったわけではないけれど,それ程良さも感じなかった。
展開にちょっと無理がある気がするのですよね。
原作に思い入れのある人が見たらまた違う感慨を抱くのかもしれません。
posted by 森山 樹 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞記録