2014年07月17日

絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-黒ノ章

〈2014年映画感想19本目〉
絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-黒ノ章
2014年 日本 72分
監督:金田龍
配給:東北新社
出演:藤田玲,武子直輝,梨里杏,セイン・カミュ,野本かりあ,ガダルカナル・タカ,尚玄,粟島瑞丸,世良優樹,大貫真代,高野八誠

 『絶狼〈ZERO〉-BLOCK BLOOD-』の後半部分。「人間とホラーの共存」を掲げるホラー・リングと絶狼たちとの戦いの帰結が描かれます。セイン・カミュが演じるホラー・リングの超然とした態度が実に魅力的。とは言え,その本性は流石におぞましいものでありましたけれども。但し,それよりも己の安全の為に利己的な態度を取る人間の醜さの方に嫌悪感を覚えたのも事実。そして,それが故にそれでも人間を守る為にホラーと戦い続けることを宣言した絶狼の格好良さが素晴らしかったです。また,父の命を奪ったホラーと戦う為,本来は女性の身には扱えないソウルメタルの剣を振るう為にユナに施された壮絶な手法も意外性があってよかった。ホラー・リングに従う母イユとの関係を含めて,物語の鍵を握る存在として最後まで戦い抜く姿が美しかったです。飄々としながらも秘めたる熱い心の持ち主であるカインともども再びの登場を期待したいもの。今作はTVシリーズ6話分に相当する物語だけにかなり密度の濃さが素敵でありました。やはり,この〈牙狼〉シリーズは都会を舞台にした物語の方が好みであります。結局,今に至るまでTVシリーズは一度も鑑賞していないのですが,劇場版はそれなりに欠かさず見ているというのが面白い。今後も劇場公開は追いかけて行こうと思います。絶狼こと涼邑零を演じる藤田玲は『仮面ライダー555』での印象が強いのですけれど,すごく格好の良い俳優になりましたね。その胡乱な雰囲気を含めて,かなり好みであります。ユナ役の梨里杏は『烈車戦隊トッキュウジャー』での活躍にも期待したいものです。
posted by 森山 樹 at 06:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)