2014年09月15日

ルパン三世

〈2014年映画感想20本目〉
ルパン三世
2014年 日本 133分
監督:北村龍平
配給:東宝
出演:小栗旬,玉山鉄二,綾野剛,黒木メイサ,浅野忠信,ジェリー・イェン,キム・ジュン,タナーヨング・ウォンタクーン,中山由香,吉野和行,山口祥行,

 モンキー・パンチ原作による同名の漫画作品の実写映画化,というよりも,テレビアニメ作品の実写映画と言ったほうが適切なのかな。とにかく『ルパン三世』の実写化作品です。当初の期待よりも予想以上に映画として成立していて期待外れ。もう少し剥き出しの地雷作品だと思っていたのですけれど,俳優陣が頑張ってルパン一味を演じており,一見きちんとした『ルパン三世』に仕上がっておりました。但し,別の巨悪を逮捕するが為にルパンに過去の犯罪歴抹消を餌に取引を持ちかける銭形のとっつぁんやその巨悪の本拠地である完全無欠の要塞を力任せに武力で落とそうとするルパン一味など,あまりにも『ルパン三世』らしからぬ行動を取る登場人物たちに違和感を拭うことが出来ません。また,格好いいアクションや格好いい台詞が格好悪く感じてしまうのも残念。そもそも戦闘アクション場面が一番の見どころということ自体が『ルパン三世』ではありえないと思うのですよね。それでも,小栗旬を始めとする俳優陣のルパン一味再現度は結構素晴らしかった。特に浅野忠信が演じる銭形は好みであります。だからこそ逆に原作の設定とは異なる行動理論を見せることに対する違和感が拒否反応を起こしてしまうのであります。とは言え,巷の評判ほど悪い映画ではないように思えるのも事実。脚本と演出をもうちょっと何とかすれば,意外に良い作品になるではないかなと思います。後は目に負担の大きいアクション場面を何とかして欲しいなあ。やりたいことは分かるんだけど,もう少しやりようはあるはずです。

posted by 森山 樹 at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)