2009年08月02日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序

〈2009年映画感想12本目〉
ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序
2007年 日本 98分
監督:庵野秀明
制作:カラー
脚本:庵野秀明
出演:緒方恵美,林原めぐみ,三石琴乃,山口由里子,石田彰,立木文彦,清川元夢,結城比呂,長沢美樹,子安武人,関智一,岩男潤子

 世代的には直撃ながら今まで『新世紀エヴァンゲリオン』をまともに見たことがありません。別に意識していたわけではなくて,単純に見る機会がなかっただけです。主題歌「残酷な天使のテーゼ」は大好きな曲だったんですけどね。今回は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破』の劇場公開に合わせてのTV放映ということで鑑賞してみました。

 『新世紀エヴァンゲリオン』は見ていなかったとはいえ,ある程度の予備知識は流石に持っているので基本的には違和感なく作品世界に入り込むことができました。概ねTV版の総集編という認識で良いみたいですね。個人的には冗長な部分も感じず,小気味よく物語が進むことに好感を抱きました。分かり難い部分もそれ程なく,一見にとってもごく普通に楽しめる作品だったように思います。エヴァ初号機の生物的な気持ち悪い動きは好みです。でも,一番格好良かったのは最終盤で使徒と対峙するヤシマ作戦で動員された重機の数々だったのですけれども。ちなみに何故人類が使徒と戦っているのか,というよりも,使途とは何物で目的は何かということは全く読み取れませんでした。ただ,使徒のデザインは好き。特に最後に登場した第6の使徒は大のお気に入り。攻撃時の幾何学的な変形も格好いいです。
 主人公の碇シンジはどうも苦手でなりません。ぐちぐちと詮無きことを主張するだけで全く建設的でない。対するゲンドウは単純に格好良くて好き。冬月とのヒトデナシ中年コンビが非常に好みでした。このふたりの関係もいまいち分からなかったのだけれども。単に目的を同じくするとも思えないですし。女性陣では葛城ミサトは割とお気に入り。余裕があるようで余裕がない感じがたまりません。ただ,余りにも声が『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ過ぎるのが何とも。三石琴乃の声は嫌いじゃないのですけどね。どうも印象が引きずられてしまいます。本来のヒロイン役たる綾波レイはそれ程印象に残っていません。何故シンジが彼女に惹かれていったのかも良く分からず。このあたりはTV版では丁寧に描かれていたのでしょうか。無口で神秘的な少女の嚆矢ではありますよね。林原めぐみの声が素敵です。でも,一番好きな女性はオペレーターを務めていた娘さんだったり。伊吹マヤだっけ。出番は少なかったですけれどね。
 難解との評もありましたが,少なくともこの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版・序』に関する限りは普通に分かりやすく楽しめる作品だったと思います。勿論,TV版やその他の劇場版に触れていれば違う感慨もあるでしょうけれども。とりあえずは四部作の第一作目ということなので今後も見に行きたくなるような作品ではありました。
 余談。次回予告のミサトのテンションが異様に高くて面白かった。シンジの前では大人の女性を演じざるを得ない彼女の真の姿なのかもしれませんね。
posted by 森山 樹 at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(TV放映)
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