2013年09月29日

L.A.ギャングストーリー

〈2013年映画感想21本目〉


L.A.ギャングストーリー
Gangster Squad
2013年 アメリカ 113分
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:ウィル・ビール
配給:ワーナー・ブラザーズ
出演:ジョシュ・ブローリン,ライアン・ゴズリング,ショーン・ペン,エマ・ストーン,ニック・ノルティ,アンソニー・マッキー,ジョヴァンニ・リビシ,マイケル・ペーニャ,ロバート・パトリック,ミレイユ・イーノス,サリヴァン・ステイプルトン

 1940〜1950年代のロサンゼルスを舞台に市警とマフィア一味の戦いを描く犯罪アクション映画です。ロサンゼルス市警そのものにさえ侵食したマフィアの勢力を排除する為にビル・パーカー本部長が組織した特別チームの活躍が中心となります。このあたりは史実と異なる部分も多々あるので,純粋に娯楽映画と割り切るのが吉でありましょう。特に人種差別主義者として悪名高いビル・パーカーを正義感の強い警察指導者として極度に美化されていることにはかなり違和感を覚えます。寧ろ,本作で悪役とされるミッキー・コーエンの方がそこまでの極悪人ではないという印象が強いのですよね。毒を持って毒を制すという本作の手法そのものは面白くありますが陳腐と言えば陳腐。悪と悪の戦いが単純な勧善懲悪に貶められた感さえします。但し,出演陣は非常に魅力的。特にジョン・オマラ役のジョシュ・ブローリンが非常に格好良かったです。ライアン・ゴズリング演じるジェリー・ウーターズの瀟洒な格好良さとは異なる骨太な魅力が素晴らしい。また,ミッキー・コーエンとジェリー・ウーターズの間で揺れる美女グレイス・ファラデー役のエマ・ストーンも大層美しかった。ミッキー・コーエンと戦うロス市警特別チームの主人公としてのジョン・オマラと物語上の主人公ジェリー・ウーターズのふたりの対比は面白かったです。当初は面倒事を嫌っていたジェリーが親しい者の死を受けて正義感を取り戻していく姿が印象に残りました。なればこそ,やはりもうちょっと物語を何とかして欲しかった惜しい作品に思えます。決して楽しめなかったわけではないのですけれどね。史実を元にするならば,相応に史実を尊重して欲しいと思うのです。
posted by 森山 樹 at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)
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