2013年10月06日

探偵はBARにいる2

〈2013年映画感想22本目〉


探偵はBARにいる2
2013年 日本 119分
監督:橋本一
脚本:古沢良太,須藤泰司
配給:東映
出演:大泉洋,松田龍平,尾野真千子,ゴリ(ガレッジセール),渡部篤郎,田口トモロヲ,篠井英介,波岡一喜,筒井真理子,松重豊,片桐竜次,桝田徳寿

 『探偵はBARにいる』に続く〈ススキノ探偵〉シリーズの映画化第2作目。今回の原作は『探偵はひとりぼっち』ということになりますが,物語としてはかなり改変されている印象があります。まあ,映画化するにしては地味なお話ではありますので,仕方がないところではありましょう。相変わらず,〈俺〉を演じる大泉洋はあまりにもはまり役。相棒の高田役の松田龍平との掛け合いがたまりません。普段は情けないのに,いざという時にはきちんと決めるのが格好いい。但し,映画としては如何にも荒いという印象を拭えません。何と言うか,無駄な部分が多いのですよね。物語の中心になる殺人事件の被害者マサコちゃんの掘り下げそのものは面白かったかなあ。また,邦画によく見受けられる笑いの上滑り感も酷いです。面白い人には面白く感じられるのかもしれませんけれども。このあたりが自分を邦画を苦手とする要因のひとつではあります。原作好きとしては喫茶店モンデのナポリタンが実に不味そうだったことは感心しました。ああいう細かい設定の尊重は嬉しいですね。田口トモロヲが演じる松尾や松重豊の相田らの存在感も楽しいです。舞台となるBARケラーオオハタの雰囲気も素敵。いろいろと全体的に気になる部分や惜しい部分が多いことは否めませんが,それでもなお楽しめる作品ではありました。マサコちゃん殺害事件の真相の矮小さは原作通りとはいえ,やるせなく悲しいものがあります。なお,第3作の制作も決定しているとのこと。巻き返しに期待したいと思います。映画独自の物語でもいいかもしれません。
posted by 森山 樹 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)
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