2013年12月09日

ウォーム・ボディーズ

〈2013年映画感想45本目〉


ウォーム・ボディーズ
WARM BODIES
2013年 アメリカ 97分
監督:ジョナサン・レヴィン
配給:サミット・エンターテインメント
出演:ニコラス・ホルト,テリーサ・パーマー,ジョン・マルコヴィッチ,デイヴ・フランコ,アナリー・ティプトン,コリー・ハードリクト,ロブ・コードリー

 ゾンビが蔓延する世界で出逢ったゾンビの青年と人間の少女の触れ合いを描いたゾンビ恋愛映画です。ゾンビと恋愛というのがまさか此処まで綺麗に結びつくとは思わなかった。ゾンビの青年の名前がR,人間の少女の名前がジュリーということからも要するに「ロミオとジュリエット」であることは容易に想像がつきますが,それが故に王道とも言うべき物語にゾンビが絡むことで新鮮味が増しているのも事実。まあ,ゾンビが徐々に人間化する理由は全く明かされなかったのが残念ではあります。とは言え,この御都合主義的な部分をさて置けば実に優れた恋愛映画ということが言えるでしょう。ゾンビと人間という相容れない存在だった筈のふたつがRとジュリーの心の交流を経て分かりあえる存在へと遷移する過程が素晴らしい。紆余曲折を経たからこその幸せな結末に美しさを感じます。ゾンビの青年という難しい役どころを演じたニコラス・ホルトの演技も光ります。その繊細で純粋な瞳がたまらなく素敵。徐々に人間らしさを取り戻していく様子もいいですね。そのニコラス・ホルトが演じるRと恋に落ちるジュリー役はテリーサ・パーマー。今時の女の子らしい魅力に溢れています。結構活動的なところも個人的には好み。但し,ゾンビの本能に従っただけとはいえ,恋人を殺害したRと恋に落ちるというのは理解し難い部分もありますけれども。まあ,その事実を知った時には既に恋に落ちていたから仕方ないのかな。ジュリーの父親で対ゾンビ司令官を演じるジョン・マルコヴィッチもこの手の妄執的な人物が良く似合います。配役には概ね満足かな。ゾンビと恋愛との融合が此処まで上手くいくとは思いませんでした。割と牽強付会な感もありますが,丸く収まった結末も個人的には大満足。期待以上に楽しめる作品でありました。
posted by 森山 樹 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)
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