2014年06月14日

アナと雪の女王

〈2014年映画感想16本目〉
アナと雪の女王
FROZEN
2013年 アメリカ 102分
監督:クリス・バック,ジェニファー・リー
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ
声の出演:クリスティン・ベル,イディナ・メンゼル,ジョナサン・グロフ,ジョシュ・ギャッド,サンティノ・フォンタナ,アラン・テュディック,キーラン・ハインズ

 ハンス・クリスチャン・アンデルセンの『雪の女王』を原案とした3Dアニメーション映画。とは言っても,『雪の女王』はあくまでも原案作品であって物語は全くの別物となっています。一応,脇役に『雪の女王』を彷彿とさせる名前が使われてはいますけれど。『雪の女王』は大好きな物語なので,此方の素直な映画化作品であっても良かったなあと思います。本作の主人公はエルサとアナの姉妹。より中心として描かれるのは妹のアナのほうかな。エルサは強大な魔力の持ち主であり,その魔力の暴走が王国を凍てつかせることになります。そのエルサが王国を捨て,ひとりで北の山に氷の宮殿を顕現させる場面は圧巻。雪と氷の視覚効果が素晴らしいものがありました。此処で流れる主題歌「Let It Go」の美しさも特筆もの。ミュージカル要素を多分に含んだ作品ですが,その試みは上手く作用しているように感じました。物語としては割と陳腐と言えば陳腐。真実の愛がすぐ傍にあるというのは王道でありましょう。アナとともにエルサを救うべく奔走するクリストフは過去の出来事が物語に大きく絡まなかったことはちょっと意外だったけれど。また,王位を得る為にアナに偽りの愛を囁くハンス王子の扱いの悪さも気になるところ。物語の都合に合わせて,場面場面でまるっきり性格が違うように感じるのですよね。明確に悪役とされてしまうのが気の毒に思えてなりません。クリストフの相棒のトナカイであるスヴェンや意思を持った雪だるまオラフ,それにトロールたちの魅力は素敵。特にオラフの活躍が大いに目立っていました。最後は勧善懲悪的に幸せな結末を迎えるのも個人的には嬉しいところ。やはり娯楽映画は斯くあるべきだと思います。普段はディズニーのアニメ映画に関心を持たない自分もこの作品は素直に楽しむことが出来ました。過不足なく娯楽映画として高い水準でまとまった作品だと思います。此処まで爆発的に当たるとは思ってもいなかったけれどね。「Let It Go」が果たした役割も大きいことでありましょう。十分に満足しました。
posted by 森山 樹 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)
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