2014年01月05日

あけましておめでとうございます

新春のお慶びを申し上げます。
本年も“B級映画好きの憂鬱”を宜しくお願いいたします。

2013年は恐らく過去最高の本数の映画を鑑賞した一年でありました。
それでも見逃した映画が多いのは残念であります。
映画経験値を高める為にも興味の幅を広げていきたいもの。
興味を持った映画は極力見逃さないようにしたいと思います。
2014年も2013年と同程度の本数を鑑賞出来たらいいですね。

2013年分の映画感想は順次掲載していくつもりです。
その前に昨年の回顧と今年の抱負を書くことになるでしょうけれども。
今年こそは鑑賞後の即時更新を心がけたいもの。
素敵な映画と数多く出逢えることを心から願っております。
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2013年12月10日

エリジウム

〈2013年映画感想46本目〉


エリジウム
ELYSIUM
2013年 アメリカ 109分
監督:ニール・ブロムカンプ
配給:コロンビア映画
出演:マット・デイモン,ジョディ・フォスター,シャールト・コプリー,ヴァグネル・モーラ,アリシー・ブラガ,ディエゴ・ルナ,エマ・トレンブレイ,ブランドン・オーエット,ジョシュ・ブラッカー,ウィリアム・フィクナー

 『第9地区』で一躍その名を馳せたニール・ブロムカンプ監督によるSF映画。南アフリカにおける民族差別を地球人と宇宙人の関係に置き換えた『第9地区』同様に,本作でも貧困層が暮らす地球と富裕層が暮らす衛星軌道上の楽園エリジウムとの対比を行うことで格差社会における医療問題を取り上げているように思われます。但し,その試みが上手く行っているか否かにはいささか疑問が残るところ。前作の好評を受けて潤沢な資金と大物俳優の起用で話題性は充分となった本作ではありますが,肝心の舞台設定にあまり現実感がないのが残念。何と言うか,世界があまりにも小さく描かれ過ぎている気がするのですよね。地球とエリジウムの描写そのものは結構面白かったのですが,地球を支配するエリジウムがあまりにもあっさりと地上からの侵入者を許し,少人数で制圧されてしまうというのはやはり疑問が残ります。ジョディ・フォスターが演じるエリジウム防衛長官の冷徹非道ぶりは魅力的だったし,シャールト・コプリーが演じる残虐無道な傭兵も個人的にはたまらないものがありました。主人公マックス役のマット・デイモンの存在感も流石のもの。不慮の事故により被曝した後に手術によってその身に装着したエクゾスーツの凶悪ぶりも良かったです。そのマックスに協力する地球の闇商人スパイダー一家も楽しかった。ただ,物語としては悪くはないものの,それ程求心力がないのも事実。最後まで舞台設定に対する違和感を引き摺ったままであったように思います。前作が『第9地区』であったというのが本作の最大の不幸なのかもしれません。単体で見れば,SF映画としてはそれ程悪くない出来の作品であるかと思います。
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2013年12月09日

ウォーム・ボディーズ

〈2013年映画感想45本目〉


ウォーム・ボディーズ
WARM BODIES
2013年 アメリカ 97分
監督:ジョナサン・レヴィン
配給:サミット・エンターテインメント
出演:ニコラス・ホルト,テリーサ・パーマー,ジョン・マルコヴィッチ,デイヴ・フランコ,アナリー・ティプトン,コリー・ハードリクト,ロブ・コードリー

 ゾンビが蔓延する世界で出逢ったゾンビの青年と人間の少女の触れ合いを描いたゾンビ恋愛映画です。ゾンビと恋愛というのがまさか此処まで綺麗に結びつくとは思わなかった。ゾンビの青年の名前がR,人間の少女の名前がジュリーということからも要するに「ロミオとジュリエット」であることは容易に想像がつきますが,それが故に王道とも言うべき物語にゾンビが絡むことで新鮮味が増しているのも事実。まあ,ゾンビが徐々に人間化する理由は全く明かされなかったのが残念ではあります。とは言え,この御都合主義的な部分をさて置けば実に優れた恋愛映画ということが言えるでしょう。ゾンビと人間という相容れない存在だった筈のふたつがRとジュリーの心の交流を経て分かりあえる存在へと遷移する過程が素晴らしい。紆余曲折を経たからこその幸せな結末に美しさを感じます。ゾンビの青年という難しい役どころを演じたニコラス・ホルトの演技も光ります。その繊細で純粋な瞳がたまらなく素敵。徐々に人間らしさを取り戻していく様子もいいですね。そのニコラス・ホルトが演じるRと恋に落ちるジュリー役はテリーサ・パーマー。今時の女の子らしい魅力に溢れています。結構活動的なところも個人的には好み。但し,ゾンビの本能に従っただけとはいえ,恋人を殺害したRと恋に落ちるというのは理解し難い部分もありますけれども。まあ,その事実を知った時には既に恋に落ちていたから仕方ないのかな。ジュリーの父親で対ゾンビ司令官を演じるジョン・マルコヴィッチもこの手の妄執的な人物が良く似合います。配役には概ね満足かな。ゾンビと恋愛との融合が此処まで上手くいくとは思いませんでした。割と牽強付会な感もありますが,丸く収まった結末も個人的には大満足。期待以上に楽しめる作品でありました。
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2013年12月08日

キャプテンハーロック

〈2013年映画感想44本目〉


キャプテンハーロック
2013年 日本 115分
監督:荒牧伸志
配給:東映
声の出演:小栗旬,三浦春馬,蒼井優,古田新太,福田彩乃,森川智之,坂本真綾,沢城みゆき,小林清志,大塚周夫

 松本零士の原作のCGアニメーション映画化作品。なお,原作及び過去の映像化作品については殆ど触れたことがないので自分には比較することは出来ません。通り一遍の設定程度は知っているけれどね。その観点からすると違和感は残るもののそれなりに面白かった。物語としても,新たなハーロックの誕生譚として綺麗にまとまっています。CGは実に美麗。但し,何処となく〈ファイナルファンタジー〉シリーズを想起させるのは気のせいか。CGを突き詰めていくと似たような表現になるのかもしれないけれども,〈ファイナルファンタジー〉シリーズ最新作の映像だと言われた方が納得出来たように思えます。それが悪いというわけではないけれど,独創性には欠けたなあという印象。また,少年の憧れとして自由を愛する完全無欠な宇宙海賊としての姿ではなく,過去の罪に苦悩し贖罪だけを求める存在としてのハーロックは自分の中のハーロック像とは全く異なります。このあたりは時代性に合わせたということですが,余計な発想だったのではないかなあという気がします。まあ,今作のハーロックが原作における本人とは限らないわけですけれども。事実上の主人公であるヤマとその兄イソラ,そしてイソラの妻ナミとの関係は良くも悪くも平凡にして王道。ハーロック麾下のヤッタランやケイは見せ場が多くて楽しかった。特にヤマの教育係でもあるケイの活動的な戦闘美女ぶりは魅力的でした。アルカディア号の機関部と一体化した存在であるミーメの異星人ぶりも素敵。或いはだからこそアルカディア号が有機的な造形となっているのかもしれません。俳優が多く起用された声優陣もあまり違和感はなかったかな。過去作品との比較をしないという観点からは素直に楽しめました。逆に言えば,過去作品との比較が可能であれば,評価が一変することは充分にあり得ます。良くも悪くも今時のSFアクション映画としては悪くない出来だったと思います。
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2013年12月07日

ウルヴァリン:SAMURAI

〈2013年映画感想43本目〉


ウルヴァリン:SAMURAI
THE WOLVERINE
2013年 アメリカ/オーストラリア 126分
監督:ジェームズ・マンゴールド
配給:20世紀フォックス
出演:ヒュー・ジャックマン,TAO,福島リラ,真田広之,スヴェトラーナ・コドチェンコワ,ブライアン・ティー,ハル・ヤマノウチ,ウィル・ユン・リー,ファムケ・ヤンセン,イアン・マッケラン,パトリック・スチュワート

 マーベル・コミックを原作とした〈X-MEN〉シリーズの第6作目であり,その中の登場人物ウルヴァリンを主人公に据えた第2作目の映画でもあります。但し,『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の直系の続篇ではないというのが複雑。まあ,それ程気にすることはないのですけれども。日本を舞台にしたウルヴァリンの活躍が描かれます。何処か勘違いをした日本の情景が実に素敵。確信犯として演出しているのかは議論が分かれるところでありましょう。Dr.グリーンによって不老不死の力を奪われたていたとはいえ,走行する新幹線上でウルヴァリンを苦戦させるヤクザの下っ端の健闘が印象深いです。また,東京近郊に長崎があり,或いは雪で閉ざされた悪の巣窟があるという地理関係にも違和感がありますが,このあたりは些細なことと眼をつぶる必要があるでしょう。真田広之が演じるシンゲン・ヤシダの存在感も素晴らしい。今回のヒロインであるマリコ・ヤシダ役のTAOとユキオ役の福島リラも目立っていました。ウルヴァリンとマリコが恋に陥るあたりの展開は書き込み不足な気がしますけれどね。攫われたマリコを救う為にヴァイパーの正体を現したDr.グリーンや強化装甲を着込んだシルバーサムライとウルヴァリンとの激闘は素直に楽しかったです。物語の整合性はともかくとして,外連味に溢れた頓知気な展開は爽快感さえ感じます。とは言え,個人的には『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』の続篇としての方向性で進めて欲しかったなあ。単発の作品ということであれば,全く問題なく楽しめてはいるのですけれどね。最後にマグニートーとプロフェッサーXが登場するお約束も含めて十分に満足できる作品でありました。
posted by 森山 樹 at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)

2013年12月03日

ワールド・ウォーZ

〈2013年映画感想42本目〉


ワールド・ウォーZ
WORLD WAR Z
2013年 アメリカ/イギリス 116分
監督:マーク・フォースター
配給:パラマウント映画/東宝東和
出演:ブラッド・ピット,ミレイユ・イーノス,ダニエラ・ケルテス,ジェームズ・バッジ・デール,ファナ・モコエナ

 世界各地で突如発生したゾンビによる人間襲撃を食い止める為に奔走する男の姿を描くSFパニック・ホラー・映画です。予告篇の段階では一言もゾンビという言葉が使われていないのが,配給会社の姑息な戦略が見え隠れしてちょっと不愉快ではありましたが,作品そのものは素直に楽しむことが出来ました。原作小説好きからの評判は芳しくありせんでしたが,原作を未読の自分には比較する術がなかったことも或る意味では幸いだったのかもしれません。家族の安全を確保する為に世界各地を戦い抜くブラッド・ピット演じるジェリーの姿が印象的でありましたが,何と言っても映画史上で最も活動的かつ能動的に人間を襲うゾンビたちが素晴らしい。特に中盤のイスラエルで対ゾンビ防護壁を乗り越えてくる無数のゾンビたちがたまらないものがありました。今作におけるゾンビはウイルス感染によるものという設定ですが,このゾンビ化ウイルスへの対処法は意外性があって面白かった。但し,前述のイスラエルを埋め尽くす無数のゾンビの襲撃が圧倒的な迫力であったのに対して最終盤はゾンビによって占拠された研究所への潜入という小さい規模になってしまったことによる爽快感の欠如が残念でありました。それなりの緊張感はあったのですけれどね。また,研究所内でのあまりにもご都合主義的な展開も個人的にはちょっと醒めるものを感じます。このあたりは本来構想されていた終盤の展開を事情により実現出来なかった弊害でもあるのでしょうけれども。何はともあれ,ゾンビ映画好きとしては割と楽しむことが出来ました。続篇が企画されているらしいのも楽しみです。
posted by 森山 樹 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)

2013年12月02日

2013年12月映画鑑賞予定

2013年12月の映画鑑賞予定は下記のとおり。
『清州会議』(公開中)
『REDリターンズ』(公開中)
『オーバードライヴ』(公開中)
『かぐや姫の物語』(公開中)
『47RONIN』(12.06公開)
『ゼロ・グラヴィティ』(12.13公開)
『鑑定士と顔のない依頼人』(12.13公開 伏見ミリオン座)
『ブランカニエベス』(12.14公開 伏見ミリオン座)
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード』(12.14公開)
『ブリングリング』(12.14公開 センチュリーシネマ)
『ルートヴィヒ』(12.28公開 伏見ミリオン座)
※『楊家将』(01.11公開 伏見ミリオン座)

地味に観たい映画が多くて嬉しい一か月。
2013年の締めくくりに相応しいと言えるでしょう。
問題はどれだけの映画を鑑賞出来るかでありますけれども。
特に単館系の映画が多いのがちょっと厄介。
名古屋まで遠征しないといけないのですよね。
それでも『ブランカニエベス』と『ルートヴィヒ』は絶対に鑑賞するつもり。
『ルートヴィヒ』は来年回しの公算も大きいけれども。
『ブリングリング』も結構面白そうな気がします。
『REDリターンズ』と『オーバードライヴ』は早めに観に行く予定。
『清州会議』も一応優先順位は高めにしています。
『47RONIN』はどうするかなあ。
かなり頭の悪そうな雰囲気が漂っているのが楽しみなのですよね。
『かぐや姫の物語』も気になるところ。
可能な限り多くの映画を鑑賞したいものであります。
posted by 森山 樹 at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞予定

2013年12月01日

2013年11月映画鑑賞記録

2013年11月に鑑賞した映画は以下のとおり。
悪の法則
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海
2ガンズ
キャリー
サカサマのパテマ
PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth
BEYONETTA Bloody Fate
武器人間

11月は8本の映画を鑑賞。
そのうちの3本がアニメーション映画というのが自分には珍しい。
まあ,こういう月もあるということなのでしょう。
個人的には『武器人間』が実に楽しかった。
モキュメンタリー形式のホラー映画です。
登場する武器人間の造形が非常に好みでありました。
起伏のある物語も大変よろしい。
万人受けは絶対にしないだろうけれどね。
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』も期待通り。
ギリシア神話好きにはたまらない作品であります。
更なる続篇も楽しみにしたいと思います。
クロエ・グレース・モレッツ好きとしては『キャリー』も印象的。
元になった作品は鑑賞していませんが充分楽しめる作品でした。
血まみれのクロエ・グレース・モレッツの魔性の美しさが素晴らしい。
彼女を愛でる為の作品であると言えます。
『2ガンズ』は期待以上に面白かった。
まあ,それ程期待していなかったってのはありますけれども。
アニメーション映画の中ではやはり『サカサマのパテマ』かなあ。
脚本的に甘い部分も垣間見えましたが素敵な作品でありました。
ボーイ・ミーツ・ガールの王道をゆく展開が素直に好み。
世界観の面白さも興味深いものがあります。
『PERSONA3 THE MOVIE』は殆どゲーム通りの展開。
悪くはないけれど新鮮味はないかなあ。
ゲームそのままの演出を導入した点は目新しいものを感じましたけれども。

先月に引き続きたまっている映画の感想を鋭意掲載中。
まだまだたくさん残っているので頑張ります。
何とか2014年は即時更新を常態化させたいものであります。
時間が経つと感動や感慨は薄れてしまいますからね。
年内に何処まで追いつけるか挑戦してみます。
posted by 森山 樹 at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞記録

2013年11月28日

ホワイトハウス・ダウン

〈2013年映画感想41本目〉


ホワイトハウス・ダウン

WHITE HOUSE DOWN
2013年 アメリカ 131分
監督:ローランド・エメリッヒ
配給:コロンビア映画/ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント
出演:チャニング・テイタム,ジェイミー・フォックス,マギー・ジレンホール,ジェイソン・クラーク,リチャード・ジェンキンス,ジョーイ・キング,ジェームズ・ウッズ

 テロ組織に占拠されたホワイトハウスを舞台としたアクション映画。ジェームズ・フォックスが演じるソイヤー米国大統領を救出する為にホワイトハウスに潜入する大統領警護官を志望する警察官の活躍が描かれます。一般観光客がホワイトハウスを鑑賞中にテロ組織の襲撃を受けるという妙に現実感のある序盤の展開は結構好み。但し,実際にホワイトハウスが占拠された後はチャニング・テイタム演じる警察官ジョン・ケイルのひとり舞台。一気に娯楽性は高まるものの現実感は薄れてしまいます。ジョン・ケイルと行動を共にすることになるソイヤー大統領との掛け合いも軽くて緊張感を失わせている気がしてなりません。このあたりはちょっと残念だったかなあ。一方でジョン・ケイルの娘エミリーの意外な活躍が目立つのは面白かった。彼女が携帯電話で撮影した動画をwebに配信したことからテロリストの身元が判明し,最終的に人質もろともホワイトハウスを爆撃しようとした米空軍の戦闘機が寸前で攻撃を回避したのも彼女あってのこと。御都合主義的なものを感じざるを得ませんが,どうせ娯楽映画なら此処まで徹底するのも悪くないかと思います。エミリー役のジョーイ・キングは最近よく見る女優ですね。今後の彼女の活躍に期待したいものであります。ほぼ同時期に公開された『エンド・オブ・ホワイトハウス』と似たり寄ったりという感想が否めない作品でありました。後発である分,此方の方がやや不利かなあ。アクション映画としてはそれなりに面白く楽しんだのですけれどね。この類の作品が好きならば楽しめるのではないかと思います。
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2013年11月24日

スター・トレック イントゥ・ダークネス

〈2013年映画感想40本目〉


スター・トレック イントゥ・ダークネス
STAR TREK INTO DARKNESS
2013年 アメリカ 133分
監督:J.J.エイブラムス
配給:パラマウント映画
出演:クリス・パイン,ザカリー・クイント,ベネディクト・カンバーバッチ,カール・アーバン,ゾーイ・サルダナ,サイモン・ペグ,ジョン・チョー,アントン・イェルチン,ブルース・グリーンウッド,ピーター・ウェラー,アリス・イヴ

 2009年に公開されたJ.J.エイブラムス監督による『スター・トレック』の続編です。この作品以外の〈スター・トレック〉に触れたことがないので,このJ.J.エイブラムス版〈スター・トレック〉が今後の基準となっていくのでしょう。個人的には前作も結構楽しんだこともあり,今回も十分に楽しむことが出来ました。熱血なジェームズ・T・カークと冷静なスポックの対立と友情が素敵なのですよね。そして何よりもサイモン・ペグが演じるスコッティがたまらなく魅力的。やはりサイモン・ペグは大好きな俳優なのだなあと実感します。扱いがやや御都合主義にも感じますが,それは目を瞑るべきところなのでありましょう。今作の敵役であるカーン役はベネディクト・カンバーバッチ。冷凍睡眠から目覚めた優性人類の指導者としての圧倒的な能力が素晴らしい。彼の戦う理由は安易な悪役というわけではなく,寧ろ場合によっては同調し得るものなのですよね。このあたりは物語に深みを与えているように思います。カークやスポックだけではなくスコッティやウフーラ,マッコイといった脇役陣にも十分な見せ場が与えられているのが嬉しい。特にスコッティとマッコイは殆ど主役級の活躍でありました。また,仲間を助ける為にその身を投げ出すことも躊躇わないカークに批判的でありながら,そのカークが死亡すると怒りに我を忘れるスポックの姿が心に残ります。今後も対立しながら友情を深めていくことになるのでありましょう。新たな〈スター・トレック〉の第2作目として存分に楽しむことが出来た作品であります。更なる続篇を大いに期待したいもの。その期待が叶えられることを望みます。
posted by 森山 樹 at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想(映画館)